春の香りに心を弾ませる気候となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
新年度を迎え、当院にも4人の新しい看護スタッフが仲間入りしてくれました。
昨年度同様、後日ご紹介したいと思いますので、楽しみにしていただけたらと思います。
さて今回は、出産を終えられたお母さん方に、赤ちゃんの睡眠についてのお話をしたいと思います。
出産を終えて、待ちに待った赤ちゃんとの生活が始まる中、皆さん赤ちゃんとの生活を楽しんでいますか?
コロコロと表情を変え、いろんな仕草を見せてくれる赤ちゃんは可愛く、周りにいる人達を癒やしてくれる存在だと思います。
しかしその一方で、「泣き止まない」「寝つかない」といった赤ちゃんの様子に、戸惑いや疲れを感じることはありませんか?
★赤ちゃんの睡眠について
人の体の中には体内時計というものがあり、眠りのリズムなどを調節しています。
大人の場合、ほとんどの人は「朝起きて夜寝る」というリズムが出来ています。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの体内時計は働いておらず、だいたい生後1ヶ月くらいから働き始めると言われています。
つまり大人が夜眠くなる時間に、赤ちゃんが起きているのは何も不思議なことではないのです。
★夜言泣きとは?
赤ちゃんの眠りは大人よりも浅く、大人の睡眠は1セットが90~100分であるのに対して、赤ちゃんの睡眠は1セット40~50分です。
赤ちゃんは眠りが浅くなった(レム睡眠)時に、次の深い眠りへの切り替えが上手く出来ず、目を覚ましてしまうことがあります。
赤ちゃんが何度も泣くのは毎回お母さんに何かを要求しているのではなく、寝言(泣き)の可能性があります。
おっぱいやミルクを十分に飲んだあと、おむつも濡れていないときに赤ちゃんが泣くのは、大人で言う寝言のような場合があります。
★対処法としてー赤ちゃんにとって快適な環境を作る
赤ちゃんは、お腹の中にいた時の環境に近づけると、安心して眠りについてくれることがあります。
具体的には、赤ちゃんを「まんまる」の姿勢にしてあげることが赤ちゃんにとって快適な環境に繋がります。
赤ちゃんがグズってしまう時に、是非一度試してみてください。
その他わからないことや、不安に思うことがありましたら、お気軽にご相談ください。
赤ちゃんと過ごすかけがいのない毎日が、より楽しく過ごせるように願っています。
<参考>
・0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにとってもママにも優しい安眠ガイド
・カリスマ助産師トコちゃん先生の赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本
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