梅雨の晴れ間にのぞく青空が眩しく、夏の気配を感じられる頃となりましたが、皆さまいかがおすごしでしょうか。
今回ブログを担当させていただきます、4月より入職しました看護スタッフの行安志織(ゆきやすしおり)と申します。
皆様に少しでも私のことを知っていただきたいと思い、私が助産師を目指したきっかけをお話させていただきます。
私は高校を卒業後、看護学校に進学しました。
周りのみんなが講義や実習を通して興味のある分野や自分の目指す看護師像を明確にしていくなかで、私の看護師像はぼんやりとしたものでした。
最終学年を迎えても1年後に看護師として働く自分の姿が想像できないまま、なんとなく学生生活を送っていました。
そのような中で行った母性実習で、お産に立ち会わせていただいたことが私にとって大きな分岐点となりました。
私はただお産中の妊婦さんの足を支えることしかできませんでしたが、助産師は命をかけて出産する母親のそばに寄り添い、母親の産む力が最大限に発揮できるようにサポートをしていました。
その姿を間近で見て憧れを抱きました。
また、受け持ちをさせていただいた方が母子分離状態となった際、私はかける言葉がわからず、助産師の後ろについていることしか出来ませんでした。
その時に、助産師は自然な会話の流れで赤ちゃんの話題を作り、母親の思いを引き出し、赤ちゃんと離れていても母親としての役割が果たせることを伝えていました。
それを見て、自分の知識不足を痛感するとともに、母性領域のより専門的な知識技術を学びたいと思い、助産学校への進学を決意しました。
助産学校入学後もたくさんの壁にぶつかり、たくさん悩んだ1年でした。
しかし、赤ちゃんを愛おしそうに抱っこするお母さんの姿や退院されるときの家族の笑顔を見ると、新しい命の誕生や家族として迎え入れる大切な瞬間に関わらせていただけることに感謝の思いと助産師の魅力を感じました。
このことが大きな励みとなり無事に乗り越えることが出来ました。
そして今、白子ウィメンズホスピタルに入職し、憧れだった助産師として妊産褥婦さんと関わらせていただいています。
そのことに日々喜びを感じ、また同時にお母さんと赤ちゃんの2つの命を預かることへの責任感を実感しています。
まだまだ未熟で至らないところばかりですが、先輩方にご指導いただきながら日々成長し、妊産褥婦さんとそのご家族に寄り添える助産師に近づけるように精一杯取り組んでいきたいと思います。
どうぞ、これからよろしくお願いいたします。
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