お知らせ
Information
2019年9月2日
以前、分娩予定日についてお話がありましたが、今回は入院してからの経過について考えてみたいと思います。
入院している産婦さんから「いつ産まれますか」という言葉がよく聞かれます。
陣痛が規則的に来るようになったり、破水するなどして入院になった産婦さんは、いよいよ赤ちゃんに会えるという嬉しさと、陣痛が痛くなるにつれて、この痛みに耐えられるのかと不安を感じることがあります。
特に初産婦さんは初めての経験のため、いつまでこの痛みが続くのだろう、と思われるのはよくわかります。
お産の進行を予測する指標として、子宮口の開き具合、陣痛の間隔、痛みの強さ、産婦さんの表情、赤ちゃんの向きなどがあります。
お産の経過は人それぞれで、予測通りに進むこともあれば、外れることもあります。
早く産まれて来て欲しいと思っていても、なかなかその通りにお産は進行せず、焦りが出てくることもあります。
お産を進める方法は色々ありますが、赤ちゃんが生まれてくるその時を「待つ」というのも大切な方法の一つであると思います。
もちろん、産婦さんや赤ちゃんの状態から、早く産まれた方が良い、と判断される場合もありますので、お二人にとって良い方法を考え、医師と共に精一杯サポートさせて頂きます。
皆様の赤ちゃんが無事に生まれてくるまでに、楽しみに一緒に「待つ」サポーターでありたいと思います。
9月に入り、朝晩が涼しくなってきました。
体調に気をつけてマタニティライフをお過ごしください。
外来や入院時に皆様にお会いできるのを心よりお待ちしております。