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2018年12月1日

歯周病予防をしましょう。

師走を迎え、1日1日が慌ただしい時期となりました。
皆様、どうお過ごしでしょうか?
これから風邪やインフルエンザなどが流行する時期です。
手洗い、うがいをしっかり行い、体調管理に努めて下さいね。

 

さて、今回は歯のトラブルの一つである歯周病と妊婦さんの関係についてお話ししたいと思います。
近年、歯周病による様々な全身への関与がわかってきました。
一般に妊娠すると歯周病にかかりやすいと言われていますが、これは女性ホルモンの分泌増加に加え、つわりによる食生活の変化や歯のケアが不十分になることなどが理由に挙げられます。
また、歯周病の女性が妊娠すると、早産や低出生体重児のリスクが高まると言われている資料もあります。

 

歯周病により、炎症が引き起こされた歯周ポケット内では「サイトカイン」という炎症の物質が放出されます。
妊婦の体内では、血中のサイトカイン濃度は出産のゴールと見なされています。
正期産以前(37週未満)に血中サイトカインが高まると、間違って子宮筋を収縮させるスイッチが入ってしまうと言われています。
これが早産の原因と考えられています。
これらのことから、歯周病を予防することがとても大切と言えます。
つわりで歯磨きが出来ない方は、ヘッドの小さい歯ブラシに変えてみたり、こまめにうがいをすることも口の中を清潔に保つことにつながります。

 
生まれてくる赤ちゃんのために歯周病予防に努めましょう。

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