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2024年12月10日

胎内記憶について

12月に入り、1年も残りわずかとなってきました。
クリスマスや年末年始など、これから季節のイベントも盛り沢山ですが、「師走」という言葉通りに仕事や生活の忙しさも増してきているのではないでしょうか。

今回お話させていただくのは、「胎内記憶」についてです。
聞いたことのある方も多いのではないかと思います。
もしかして、ご自身の両親からお腹の中にいたときの話をしていた、と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
私も小さい時にそういった話をしていたと母親から聞いたり、兄弟姉妹が小さい時にその話をしていたのを聞きました。
ですが今となってはもうすっかり思い出せないものです。

「胎内記憶」とは、赤ちゃんがお腹の中にいたときの記憶のことです。
研究によると、生まれてくる赤ちゃんの3人に1人は胎内記憶を持っているというデータもありますが、医学的根拠は解明されていません。

妊娠期間を通して、胎児の体は様々な組織や器官を徐々に形成していきます。
妊娠初期に、胎児の神経系の形成が起こり、脳や脊髄が形成されます。
妊娠中期になると、脳の発達が大きく進んでいき、徐々に温度や音、光などいろいろな感覚を感じることができるようになります。
そうして感じた音や光など、そのことを出生した後も覚えている場合があるようです。
妊娠中、お腹の赤ちゃんに色々話しかけたり、触って撫でたり、音楽を聴いたりしてみてはいかがでしょうか。

胎内記憶は、いつまでも覚えているものではなく、一般的に4歳前後をピークに記憶から薄れていくそうです。
もし小さい子がいる方や赤ちゃんが生まれるのを待っている方がいれば、自分の子がどんなお腹の中の思い出を持っているのか、言葉を話せるようになったら聞いてみるのもいいかもしれません。

毎日があっという間に過ぎるように感じるかと思いますが、赤ちゃんとの時間を大切にお過ごしください。

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