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2018年11月19日
立冬とは言うものの、いまだ暖かい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか??
朝・夕と日中、一日の中で寒暖差があるときは体調を崩しやすいのでお気を付けください。
さて、今日は貧血についてお話ししたいと思います。
妊娠すると、循環血液量が非妊時に比べ増加し、血球成分よりも血漿成分が増えます。
また、妊娠中は胎児の成長のため、たくさんの鉄分が必要になり、胎児への供給が優先されていきます。
したがって鉄欠乏性貧血になることが多くあります。
貧血の代表的な症状としては、立ちくらみ・めまい・動悸・息苦しさです。
そこで、貧血を予防するための食材を紹介したいと思います。
食べ物に含まれる鉄には2種類あり、肉や魚などに動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜や海藻類などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄があります。
吸収率はヘム鉄が10~20%、非ヘム鉄が1~6%と大きな差があります。
非ヘム鉄はたんぱく質やビタミンB12、ビタミン6、葉酸などを含む食材と一緒に摂取することで効率よく鉄分を吸収することができます。
ビタミンB12はレバー・肉類・たまご・牛乳に多く含まれ、ビタミンB6はほうれん草・ピーナッツ・大豆・バナナに多く含まれます。
さらに葉酸はレバー・貝類・キャベツ・パセリ・ニンジン・トマト・バナナ・メロンに多く含まれます。
例えばひじきの煮物を作るときには、ビタミンB6を多く含む、ほうれん草・小松菜やタンパク質の大豆などをいれて作ると非ヘム鉄の吸収がよくなるのでおすすめです。
その一方で、コーヒーや緑茶に含まれるタンニンは鉄分の吸収を妨げます。
食事のときに飲むのではなく、30分くらい時間をずらして飲むようにするといいでしょう。
毎日の食事で貧血を改善できるといいですね。
助産師外来で皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
ご予約に関しては受付や、外来スタッフへお問い合わせください。
ご予約お待ちしております。