師走を迎え、朝晩の冷え込みが厳しい毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
2020年は新型コロナウイルスの影響で悲しい事や思いもよらぬ事態になることが多くありました。
でも嬉しかった事もありませんでしたか?
今回は2020年で私の嬉しかった事ベスト3をお話ししたいと思います。
1つ目は私の夢に入院中の患者さまが登場したことです。
夢の内容は、『患者さまとその旦那さまとお寿司を食べに行き、旦那さまはなぜか卵ばかり注文され、ひらすら卵を食べる』というものでした。
その患者さまは、陣痛で腰の痛みを訴えられていました。
私は呼吸法を説明しながら、違う話題で少しでも気が紛れたら、と思い患者さまの腰をさすりながら、この夢の事を話しました。
すると、本当に旦那さまは卵が大好きで、日頃からよく卵を食べます、と驚かれていました。
私も、こんな事ってあるんだ、と驚き、なんだか嬉しい気持ちになりました。
患者さまからは、あとから「少し気が紛れました、ありがとう」と声をかけていただきすごく嬉しかったです。
2つ目はバースレビューを行ったときの事です。
バースレビューとは患者さまが作成したバースプランに対し、その出産後に自分の体験を振り返ってもらうことです。
当院でも出産後に用紙をお渡しして、皆さまに記入していただいています。
私がバースレビューを担当した患者さまは
「看護師さんが呼吸法を丁寧に教えてくれた」
「腰をさすってくれたり挫けそうな時に励ましてくれた」
「ずっと誰かがそばにいてくれて、安心して赤ちゃんを生むことができた」
と笑顔で答えてくださり、この体験もとても嬉しく思いました。
そして3つ目は新型コロナウイルス感染拡大防止の為に患者さまが協力してくださった事です。
問診や体温測定、手指消毒、面会制限などに対し、患者さまとご家族が快く引き受けてくださり、中には私に
「看護師さんありがとう。大変だけど頑張りましょ。」
と声をかけてくださった方もみえました。
私は、この3つの嬉しかった事で心が豊かになりました。
コロナ終息にはまだ時間がかかりそうですが、白子ウィメンズホスピタルへ快適に笑顔でお越しいただけるように、自分たちができる事を毎日頑張っていこうと思います。
また患者さまとご家族に寄り添うよう心がけ、1人でも多くの患者さまに満足していただけるよう、日々努めていきたいと思います。
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