だんだん木の葉も色づき始めてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は先日、今シーズン初めての柿をいただいて、味覚の秋を感じたところです。
今回は、助産師外来のアンケートでご希望をいただいた無痛分娩についてお話したいと思います。
無痛分娩とは、麻酔薬を使い、陣痛の痛みを和らげながら出産する方法です。
当院では、硬膜外麻酔という背骨の脊髄に近い場所にチューブを入れて麻酔薬を注入する、最も一般的な方法を用いて行っています。
無痛分娩を行っている間は、麻酔で痛みを和らげつつも意識はある状態です。
分娩時に”いきみ”が必要なこともあり、痛みが軽くなるというだけで、通常のお産とほとんど変わりありません。
麻酔の効果は人によって異なりますので、かなり痛みがなくなる人~痛みが軽くなる程度の人、まで個人差があります。
なお、この手技は保険適用外のため、自費となります。
また、無痛分娩時は、お母さんと赤ちゃんの安全を確保するために、分娩室での管理(点滴、各モニターの装着など)が必要となります。
そのため、当院では安全のため、医師やスタッフの人数が少なくなる夜間や休日には行っておりませんのでご了承ください。
無痛分娩についてのメリット・デメリットなど、より詳しく知りたい方は妊婦健診時などの際、医師にご相談下さい。
無痛分娩に限らず、いかなるお産の形であっても、皆さんの思い出に残るお産がより快適に、より安全に行えるよう、これからもスタッフ一同努めてまいります。
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