助産師外来

 
2021年12月1日

お口のケアについて

年の瀬の、寒さが身にしみる季節となりました。
私は本格的な寒さを迎える準備として、先日足の冷えない靴下を買いました。
皆さまの冬支度はいかがですか。

 

先日、特に症状はありませんでしたが、歯の健康診断のため歯医者さんへ行ってきました。
やはり病院は緊張しますね。
診察の結果、私の歯には特に異常は見つからず安心しました。
今回は、妊婦さんの歯のトラブルの一つでもある歯周病についてお話したいと思います。

 

妊娠中は女性ホルモンの増加など様々な要因によりお口のトラブルが増える傾向にあります。
歯周病が進むと、歯肉に炎症が生じ”サイトカイン”という物質が増え、血中に入ります。
血中のサイトカイン濃度は、出産時がピークになります。
正期産以前(37週未満)に血中サイトカインが高まると、身体が出産の準備ができたと勘違いをして、陣痛や子宮の収縮を促してしまうと言われています。
そのため、歯周病にかかっている妊婦さんは、歯周病のない妊婦さんに比べ早産・低体重出産リスクが高いことが分かってきました。

 

そこで、歯周病予防のためにも妊娠中のお口のケアのポイントをいくつか紹介させて頂きます!
・「つわり」の時には、できるだけ気分の良い時に歯磨きを行い、磨けないときはぶくぶくうがいをしてみましょう。ヘッドの小さな歯ブラシを使ってみるのもおすすめです。
・食後の歯磨きやうがいをこまめにしましょう。
・食嗜好も変わりやすいです。糖分の多い飲食物などだらだら食べることは控えましょう。

 

また、お腹の中の赤ちゃんの歯ですが、歯のもとになる芽(歯胚)は妊娠7~10週頃からつくられ始めます。
妊娠中のお母さんのお口の健康は赤ちゃんの口と歯の発達にも関係しています。
大切な赤ちゃんのためにも歯やお口のケアに努めていくことが大切です。

 

いよいよ冬本番です。
体調を崩されないようにお気をつけ下さい。
皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。

※当コメントは<お誕生記念えほんプレゼント>に
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*提供元:株式会社ベネッセコーポレーション

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