虫の音に深まる秋を感じる頃となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
毎年秋の気配が強まってくると「今年はインフルエンザが流行るのか?」という話題をよく耳にするようになります。
日本でのインフルエンザの状況を予測する際、必ず参考にするのが南半球に位置し日本とは季節が真逆になるオーストラリアの状況です。
現在オーストラリアでは5月(オーストラリアでは秋)から感染者数が急増してA型インフルエンザが流行しているようです。
新型コロナの感染が始まる前、毎年冬には季節性インフルエンザが流行していました。
インフルエンザは、ウイルスが原因となって鼻やのど、肺、気管支といった呼吸器系の症状が出る季節・流行性の感染症です。
乳幼児から高齢者まで、年齢を問わず罹患します。
日本でのインフルエンザは、これまでは11月~12月頃から流行が始まり、翌1月~3月頃にピークとなり、4月~5月頃に収束していくことがほとんどでした。
新型コロナの感染対策を徹底している時はインフルエンザも減少していたのでその分抵抗力が落ちている状況にあります。
そして妊娠中はインフルエンザをはじめとする感染症にかかりやすく、感染すると重症化するリスクが高くなります。
新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症を防ぐためには5つのポイントがあります。
・流行前のワクチン接種
・外出後の手洗い、うがいを行うこと
・適度な湿度の保持
・十分な休養とバランスの取れた栄養摂取
・人混みや繁華街への外出を控えること
これらの5つのポイントを踏まえて、これからくる感染症の流行に備え、体調を整えていきましょう。
インフルエンザの予防接種を受けることは、重症化を防ぐこと、インフルエンザの抗体が胎盤を通して赤ちゃんに移行し、赤ちゃんがインフルエンザにかかりにくくなるメリットがあります。
当院では10月1日よりインフルエンザ予防接種を開始しております。
ご予約の必要はありませんので、ご希望の方は来院時に受付にてお申し出ください。
みなさまと助産師外来でお会い出来ることを楽しみにしております。
ご予約お待ちしております。
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