春から初夏に向かう季節の変わり目、5月になりました。
5月は日々の気温差が大きく気圧の変化もあり、体調を崩しやすい月でもあります。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回初めてブログを担当させていただく、2月から入職しました看護スタッフの中西と申します。
私自身、コロナ禍での妊娠・出産・育児を通じて、心理面でも不安定になることがあり、たくさんの方に支えていただきました。
私も皆さんの気持ちに寄り添いながら、心理面も支えることのできる助産師になりたいと思っています。
私は四季を風景や気候などで感じることも好きですが、旬な食べ物で感じることも好きです。
今回は旬な食べ物ということと5月5日わかめの日が近いので、わかめについてお話したいと思います。
皆さまはわかめについてどのくらいご存知でしょうか?
わかめは低カロリーでありながら、食物繊維やカリウムなどのミネラル成分を豊富に含んでいます。
そのため、食物繊維は妊婦さんの悩みの種になることの多い便秘の改善、カリウムは腎臓に働きかけてナトリウムの排出を促進するのでむくみの改善、に役立つことがあると言われています。
また、ミネラルの一種であるヨウ素は、甲状腺ホルモンというホルモンの合成に必要な栄養素です。
甲状腺ホルモンは、体のさまざまな機能の調節のほか、妊娠中や授乳期には胎盤や母乳を通じて赤ちゃんに移行し、骨や脳の発育に関係すると言われています。
そのためヨウ素は妊婦さんや授乳中のママにとって特に重要な栄養素の一つです。
ですが、ヨウ素は多量に摂りすぎると甲状腺機能を損なう可能性があると言われています。
例えば乾燥わかめの素干しを水で戻したものであれば、100gで妊婦さんの上限にほぼ達するくらいのヨウ素が含まれているため、毎日大量に摂取しないように気をつけて下さい。
旬の時期しか味わえない生わかめは食感がよく、香りがしっかりしていて、わかめ本来の風味を味わえます。
栄養豊富なわかめを食卓に取り入れ、季節を感じてみてはいかがでしょうか。
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