今年も残すところあとわずかとなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
当院も「師走」らしく、忙しい日々が続いております。
さて、寒くなるとどうしても家に引きこもりがちになりますよね。
さらにこの時期はクリスマスやお正月などイベントも多いので食べる機会が多くなります。
そこで今回は体重管理についてお話ししたいと思います。
赤ちゃんは胎盤を通じて栄養と酸素をお母さんからもらって大きくなります。
体重コントロールを行うことは、健康なマタニティライフと安産に繋がります。
お母さんの体重が増えすぎた場合、妊娠糖尿病や、血圧を上昇させ妊娠高血圧症候群などの病気になる危険があるからです。
これらがひどくなると胎盤機能が低下し、赤ちゃんの発育不良や酸素欠乏を招いたり、重症になると、お母さんと赤ちゃんの生命に影響することがあります。
また、赤ちゃんが大きくなりすぎたり、産道に脂肪がついたりして、赤ちゃんが通る道が狭くなり、お産の時間が長くなります。
逆に痩せすぎは、赤ちゃんが小さく生まれたり、お母さんの体が疲れやすく貧血になったりします。
そのため妊娠中は適正な体重となるように体重管理をしていくことが必要となります。
以下におすすめの体重管理方法を記載しますので、よろしければご参考にしてください。
①体重測定
体重測定は決まった時間帯に測る
②食事
1日3回規則正しく食べる(朝食は体温や血糖値を上昇させ体を1日の活動に適した状態にするための大切な食事です。欠かさず取るように心がけましょう。)
食べすぎないようにする
栄養バランスを考える
1人分をお皿に盛る
よく噛んでゆっくり食べる
薄味にする
寝る2~3時間前には食事を終わらせる(20時以降に食べないようにする)
③運動
散歩や妊婦体操など手軽にできるものから行う(散歩は20~30分程度。隣の人と会話ができる速度で行う。)
自分のペースで無理のない範囲で行いましょう
今年もたくさんの可愛い赤ちゃんに出会えたことを、とても嬉しく思います。
より一層寒さが増していきますが、体調管理には十分気をつけていきましょう。
来年も皆さまにとって素敵な年になりますように。
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