新しい年がスタートして半月が経ち、年末年始のゆったりと、またゴロゴロした生活リズムが少しずつ日常に戻ってきているように感じます。
皆さまはどのような年始を迎えられましたか?
今年は、能登半島の大震災という、衝撃的なスタートとなってしまいました。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、「2024年はやっとコロナ前の生活に戻る」と期待していただけに、大きなショックを受けました。
大変な状況の中、今年の全国高校サッカー選手権大会や箱根駅伝の開催には、難しい判断が求められたのではないかと思います。
そんな厳しい状況下で行われた高校サッカー、石川県代表星稜高校と千葉県代表市立船橋の試合。
何気なくテレビをつけた私の目に飛び込んできたのは、黄色のゴミ袋で作ったであろうユニフォームに袖を通し懸命に声を出して応援している応援団の姿でした。
実況の説明によると、その応援団は、地震の影響で現地での応援ができなくなった星稜高校応援団のかわりに、2回戦で敗退した高校のサッカー部員たちで結成された即席の応援だったとのことでした。
その心温まるエピソードに加え、市立船橋の選手が「力を合わせて乗り越えよう」という手書きのメッセージを掲げた場面もあったと知り、試合の勝敗以上に胸を打つものがありました。
”友情応援”
”共闘”
この試合を象徴する言葉がとても印象的でした。
そして、「どんな大変なことが起きても、人との繋がりや支え合うことで、乗り越えていける」ということをこの試合(高校生たち)が改めて教えてくれたように感じます。
自然災害はいつ起こるか分かたず、日頃の訓練・準備が大切と言われています。
私も、いざという時に落ち着いて行動できるよう、防災意識を新たにしました。
そして、高校生に負けないよう当院スタッフのチームワークの良さを発揮し、患者さんが安心して入院生活を送っていただけるように防災対策の取り組みに努めていきたいと思います。
この度の震災に対し、心からお見舞い申し上げますとともに、被災された方々の1日も早い復興をお祈りいたします。
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