秋の気配が色強く驚る好季節となってまいりました。
みなさまいかがお過ごしですか。
秋と言えば「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」など楽しみなことがたくさん待っています。
しかし、夏から秋に季節が移り替わるタイミングで、何となく体調が悪かったり、気分がすぐれなかったりといった経験はありませんか。
夏から秋にかけて体調が悪くなる原因として、1日の中での温度差による自律神経の乱れや、夏の間に蓄積した体の疲れが取れていないこと、冷たいものの食べ過ぎや飲み過ぎによる内臓の冷えなどが考えられています。
今回は、季節の変わり目を快適に過ごすためのポイントをご紹介致します。
◎バランスの良い食事を
バランスを意識した食事を心掛けましょう。
秋は多くの食材が旬を迎えます。
旬の食材は、旨味が増すだけでなく、他の季節に比べて栄養が豊富に含まれているため、旬の食材を積極的に取り入れるのもいいですね。
さつまいもやきのこは、腸内環境を整える食物繊維が豊富で、身体を温める効果が期待できます。
すりおろしたり、スープにするなどの工夫をするとたくさん食べられますね。
かぶやにんじんには、消化を助ける働きもあるので、疲れた胃腸のサポートをしてくれます。
煮物やマリネなどレパートリーが広がります。
秋刀魚、鮭、鯖などは、疲労回復のためのたんぱく質やビタミンB群や鉄が含まれます。
秋刀魚は塩焼きして、かぼすやすだちを絞ってさっぱりと食べるのがポピュラーですが、フライにしても美味しいです。
秋が旬の果物と言えば柿がありますね。
柿にはビタミンCが含まれています。
そのまま食べるのも良いですが、薄切りしてサラダに入れても美味しいですね。
朝食を抜かずに、できるだけ毎日一定の時間に、1日3食を決まった時間に摂ることで体内時計を整えることが出来ます。
◎運動
運動することで、からだやこころをリラックスさせたり、睡眠リズムを整えたりするなど多くの効果があります。
1日にまとめて運動するより、毎日少しずつでも運動を継続していくことが大切です。
涼しい時間帯にウォーキングやストレッチなどをするとリフレッシュできますが、身体の調子に合わせて、無理せずに行って下さいね。
◎身体を温める
シャワーでサッと終わらせるのではなく、湯船にゆったりつかると乱れた自律神経の調子を整えます。
お湯の温度は38~40°Cのぬるめにして、じんわりと全身を温めましょう。
お気に入りのキャンドルや入浴剤・アロマなどの香りと一緒にバスタイムを楽しむと、よりリラックスした時間が過ごせますね。
また、秋は1日のうちで気温差が大きいので、脱ぎ着しやすいカーディガンやジャケットなどを持ち歩くと、衣服の着脱で体温調節を行えます。身体が冷えないように衣服で調節しましょう。
◎睡眠
寝る時間と起きる時間を決めて、規則正しい生活が出来るといいですね。
朝はカーテンを開けて朝日を浴び、夜は部屋を暗くして落ち着いた環境で眠ることで、睡眠時間を確保できぐっすり眠ることが出来ます。
体調を整えて、楽しい秋をお迎えください。
助産師外来で皆さまにお会いできるのを楽しみにしております。
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